製作実績
工業機械模型の需要は年々増加傾向にある、今注目の模型です。工業機械製品の多くは、大きく重いことが多く、持ち運ぶことが困難です。そのため営業ツールとしては紙媒体が主流でした。展示会などでもブーススペースを大きくとる必要があり、当然コストも高くつきます。そこで便利ツールとして、展示会の多くなってきた昨今、注目されているのが工業機械模型です。ミニチュアファクトリーの工業機械模型は軽さはもちろん、持ち運ぶことを想定し、その丈夫さにも力を入れています。製品、設備、施設の良い部分を精緻にコピーした模型は営業資料として、製品・事業の紹介ツールとしてはもちろん、低コストでイメージを体現できることから、新製品のモックアップや、新事業のプラント模型など、工業界で大注目の模型です。
模型はある程度の強度と、持ち運びやすい軽さは必須です。精緻さを突き詰めていけば同じ素材で同じ構造で作れば全くのコピー模型は作れますが、それではコストもかかり、重くて、使い勝手の悪いものになります。実物に対して、模型としてのリアルさというのは、同じように作るのではなく、見せたい可動部をいかに上手く見せるか、そして、簡略化できる箇所をいかに簡略化できるか、そのバランスが最も重要です。工業機械模型やプランと模型はワンオーダーの一点ものが多いので、より完成度の高い模型を製作するために、トライアンドエラーの繰り返しで一番良い着地点を探す作業になることが多く、そこで肝心なのが作り手の経験になります。経験豊富な模型製作会社を探すことが低コストで質の高い工業機械模型への近道です。
私たちミニチュアファクトリーは、機械などの図面を見たら、瞬時にある程度の模型の完成像が、パッと頭に浮かびます。よほどの天性のセンスを持った職人でない限りは、そこにたどり着くためにはどれだけの模型を作ってきたかの「経験」こそが大事になります。図面から可動部分や動きを予測し「サイズ感」「必要なパーツは何か」をまず想像します。基本的にリアルに全て作れればコピーはできますが、それだと予算や時間がかかり、さらに重たく壊れやすいものになります。それでは模型の持つ軽くて丈夫な「取り回しの良さ」が発揮されません。完成度の高い工業機械模型とはいかに現物に近づけるか?ではなく、いかに現物の魅力的な部分を見せるか?が重要なのです。可動部分がどこなのか、そのための動力をどこに隠すか、どこの部分を簡略化するかなどを計算して判断し、設計をする。それには経験が必要です。ミニチュアファクトリーの強みは過去の経験・ノウハウとそれを利用する知恵があることです。
展示会、営業ツール、事業紹介やモックアップなどの用途で使用されることが前提の工業機械模型は、精巧な動きの再現をさせた上で、持ち運ぶことを前提に、さらに軽さと丈夫さが必要です。設計段階から何が削れるのかを追求しながら、どんな動力機構にすれば動きが精緻になるのかや、どこに何の素材を使用すれば軽くて丈夫になるのかを吟味し、製作していきます。やはりここでも活きてくるのは過去の膨大な経験と、素材や動力機構への知識です。お客様の用途に合わせた素材選びや動力機構選定、電子基板から製作できる高い技術力があってこそ軽くて、丈夫で、精緻な模型が完成します。
日本では、幕張メッセや東京ビックサイトに代表される大会場を主体としたイベント展示会の開催数が右肩上がりで増えてきています。ここ近年では大会場が1年先まで予定で埋まっていることもざらにあります。毎週末どこかの会場でイベント展示会が開催され、出展企業数も規模も大きくなる一方です。つまり空前のイベント展示会ブームだといえます。工業機械などの業界も、BtoBメインの製品ですが、イベント展示会で宣伝し、見込み客に自社製品の性能・技術を知ってもらうことで売り上げを伸ばしています。そんな展示会ブームの中、一番の問題になってくるのが、工業機械の重く、大きいサイズです。搬入できるサイズの製品ならまだしも、搬入自体が困難であったり、搬入できるとしても搬入コストと撤去コストが跳ね上がってしまうような製品は工業機械の中には多くあります。さらにそこにブースのコマ(広さ)の費用が加算されてくるので、イベント展示会の出展費用は馬鹿にならない金額になります。そのコストをまかなう利益を回収できればいいですが、いつも不安と隣り合わせ。それでは積極的に動きづらくなってしまいます。そこで工業機械のメーカーさんが目をつけたのが精巧な作りの模型です。現物よりもスペースをとらず、コストもかからない。展示スペースも節約できるので大きなコストカットが可能です。工業機械メーカーさんからしてみれば、現物を置こうが、模型を置こうが、その製品の特長がお客さんに伝わればいいわけですから、精巧な模型さえあれば、現物はいらなくなるのは当然です。さらに書面だけの商談よりは模型があった方が、お客さんの興味を引きやすく、想像しやすく、自社製品の良いところを理解してもらいやすい。まさにいいことづくめなのです。だからこそ、長年の経験がある、精緻で、低コストに、短時間で仕上げられるミニチュアファクトリーの工業機械模型が広く注目されているのです。
また、コスト削減の観点から、いきなり大きな資金をかけてプロジェクトを動かすのではなく、よく吟味してから、決断していく企業が増えています。新製品の開発ではモックアップを作りますが、それをいろいろな場所には持っていけません。なのでモックアップの模型として私たちの工業機械模型が活躍します。また、大きな新事業を始める際には多くの人が関わるので、構想を伝えたり、イメージの共有を深めることが重要です。そのためのプラント模型などの模型もミニチュアファクトリーでは精巧に製作できます。広い知識からくるお客様のご要望への理解力、今までに培った模型製作の技術力でお客様の新しいステップを精一杯サポートいたします。
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